ちょっとより道

サイクリング

自転車通勤やサイクリングの楽しみの一つに、買い食い・・もとい、食べ物屋に立ち寄るというのがある。
自転車は人がエンジンなので走ればおなかが空く。
食べるものがうまい。

都市部の自転車通勤や、一般道も走るサイクリングでは立ち寄るお店はいっぱいあるだろう。
しかし、私がよく走っている荒川沿いはほとんどお店が無い。

信号機も街灯もないくらいで、自販機を探すのも苦労する。
いつものコースの高尾橋から熊谷の荒川大橋までの間で、自転車を止めて直ぐに寄れる自販機は右岸、左岸でそれぞれ一箇所ずつだけだ。

だから、走りに行く時の水と補給食の携行は必須だ。
まあ、私の場合2時間くらいの走行だから、走る前にしっかり食べれば食料は持たなくていいが、水のボトルを忘れ荒川河川敷の農道まで来て気が付いたりすると、補給するところがなくて焦る。

そんな何もない荒川は田んぼや畑は見渡す限りいっぱいある。
田んぼでは稲を作り、畑ではいろいろな野菜を作る。

河川敷から離れ農家の集落まで来ると、無人野菜販売所を見かける。
小さな小屋というよりは百葉箱くらいで、そこに野菜と貯金箱を置いてある所や、道端に籠を出しているだけの所など、いろいろだ。
ところが、毎日野菜を揃えるのはそれなりに根気がいるようで、実際にやっているところはほとんどない。
無人販売をやってみたけれど続かなかったという感じだ。

その中で、私が帰り着く1kmくらい前のところに露地栽培の野菜を道端の籠に置いている無人販売所がある。
毎日一走り終えて通りかかると、季節季節の野菜が必ずある。

たまたま生産者の方と話す機会があって立ち話をした。
収穫は前日の夕方か当日の早朝ということだ。
なるほど新鮮だ。
なんでも一袋、一束100円でそれなりに量もある。

今は夏野菜が並べられている。
きゅうり、茄子、オクラ、ミニトマト、栗カボチャ・・・。
少し小ぶりだったり、形がよくなかったりするものがあるが、そんなのは関係なく、新鮮だからどれもおいしい。

最近、何があるかなと立ち寄ったところ、たまたま生産者の方がいて、傍らブドウ棚からブドウを一房はさみでチョキンと切って、「食べてみて。」とくれた。
その場で甘いブドウをいただいた。
種なしブドウだけれど、「白いものには種があるよ。」と教えてもらった。

これも、田舎ならではの楽しいより道だ。

 

本日の走行距離
0km。
台風が来ていて一日中傘マークの天気予報だったから、はなから走るのをあきらめていたが、起きたら道路は半分乾いていた。
これなら走れたかもと、ちょっと損した気分。(-.-)

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