山と平野と

サイクリング

一週間前から風邪を引くような兆候があった。だいたい風邪などは毎日自転車に乗っていれば引かないものだ。そんな風に何年も過ごしてきた。実際、風邪゜を引いたのは覚えていないくらい前で、何年かに一度位だった。

最近自転車に乗れていないせいか、とうとう風邪を引いてしまった。風邪薬を飲むほどではないが喉の痛みと咳と鼻水のトリプル攻撃で、休みの日は部屋でおとなしくしていた。

 

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北本は荒川の田園地帯のすぐ近くにある。一時間も走れば秩父山系の峠にも行けるのだが、どうしても荒川沿いに走りに行ってしまう。どこまでも平坦なサイクリングロードはほんとうに快適だ。

農道を走るのも好きだ。両側に田んぼや畑のある一本道を走る。道は細いが開放感がある。空は広く低い。

 

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相模原の自宅からは、丹沢山系の東側の山麓まで一時間もかからない。いくつかの峠を越えるコースを設定して走りに行く。林道という名前が付いているが、みな6,700mクラスの山だ。

峠を登っている時はいつも、この前の自分を隣に感じる。今日は追い越せるだろうか。この前よりもうまく走れているだろうか。自分には負けられない。

身体が消耗するような感じも好きだ。この自転車に乗っているエンジンはロスもいっぱいあるだろうが、アクセルをベタ踏みして100%力を出せたような感覚というか。
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相模原とと北本の二重生活をしている。行き来はそれなりに面倒くさいこともあるが、自転車に限っては二倍も楽しめている。峠と平らなサイクリングロードを両方走れるのだから。

土曜日は朝に少し雪が舞うような日だったが、日曜は絶好の自転車日和のいい天気にになった。

北本の住処の窓から射し込む外に誘い出すかのような陽の光に、「ああ、自転車に乗りたいなぁ。」と思っていた。

 

 

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