11時を過ぎて気温も10℃くらいになった。さあ、今年初めのサイクリングに出かけよう!
相模原の家から40分も走ると山が近くなってくる。R412を横切り、坂を上ると半原越はすぐそこだ。半原越は愛甲郡の愛川町と清川村にまたがる標高488mの峠だ。頂上まで4.7kmほどある。
平日に埼玉県北本市で暮らすようになって、ド平坦な荒サイばかり走っているから、久しぶりの峠道だ。心拍数が80%を超える。心肺能力が落ちてきてるのかな。今日はあまり調子が良くない。気温の低いせいにしよう。^^;
私は未だにノーマルギアを使っている。ファイナルギアは52 x 25だ。以前会社のサイクリング同好会のイベントで埼玉の白石峠あたりを上った時、自分よりメンバーのほうがケイデンスが高い。その割にはゆっくり回している(ゆっくり回すしかない)私のほうが追い越してしまう。ああそうか、コンパクトクランクが主流なのね。改めて気付いた。
そのほうが楽なんだろうなと思うが、私はノーマルのままで行くところまでいってみる。だってしゃくじゃないですか、昨日それで上れていたのに、楽な方にするのは。しじいになっても、昨日の自分より今日の自分は進歩したい、というのが私の信条なのだ。
半原越の頂上。ここらへんの自転車乗りにはお馴染みの風景だ。
峠の頂上に着けば、次は下りになる。冬の下りは寒い。上りで汗をかいているので余計冷える。あまりスピードを出さずに下る。いつも休みに走ると必ず何人かの自転車乗りに会うが今日は誰にも会わずに下った。
さて、大体一つの峠くらいでは到底満足できない。次に向かうわけだが、すぐ近くに林道がある。
土山峠の途中に唐澤林道への入り口がある。で、その入り口にはゲートがあって閉じている。つまり、入っちゃいけないってことね。でもね、トレッキングの人達とか、わりと行っているし、入りましたよ。よいこのサイクリストは真似しちゃダメよ。
正直な所、ここは何十回も走っているお気に入りのコースだ。
ある時、親子の鹿がガートレールを飛び越えて急な斜面を駆け下りていった。真夏の土砂降りの時の下りは寒かったな。冬に突然雪が降って、あれよあれよという間に積もったこともあったっけ。春夏秋冬本当の自然を感じられる。
頂上では街の喧騒は全くない。唯一文明の音は遥か上空をゆく飛行機の音くらい。
ペタルを漕ぐ自分に一番近くなれる場所だ。
走りに行こうという時は、まずここが思い浮かぶ。だから、許してほしいな。
こんな道が延々と続いている。ピークは2つあって共に隧道が貫いている。一番高い地点には「物見隧道」、その次には「火打沢隧道」がある。
途中からは横浜方面や江ノ島方面が望める。今日は風が弱く江ノ島は霞んで見えなかった。
桜木町のランドマークタワーが霞んで見えたよ。
まあこんな落石もあるが、定期的に森林管理の人達がブルドーザーで掃除してくれている。ありがたいことだ。
山奥の自然いっぱいの所にも文明のエネルギーが通ってゆく。いやあ、力強くてかっこいい! こんな鉄塔フェチは私だけ? ^^;
もうすぐ第一の頂上の物見隧道が近い。少しだけ勾配が緩くなってくる。
物見隧道を過ぎるとしばし下りになる。いつも下りのほうが道が荒れているが、今日はそれほどでもない。年末の掃除でもしたのか?
そして、下りきると第2のビークである火打沢隧道への上りとなる。この上りは大したことはない。そしてまたすぐ下ると宮ヶ瀬湖にそそぐ川の支流にかかる橋に出る。ヤビツ峠と宮ケ瀬に通じるK70もうすぐそこだ。
橋の上で一休み。
後はK70を川沿いに宮ケ瀬まで下る。この道は細く曲がりくねってブラインドコーナーが沢山ある。ライトは点けたほうがいい。
ワインディングロードは自動車より自転車のほうが速い。ついスピードを出してしまう。対向車にハッとしないようにカーブミラーは必ず良く見るべし、だ。
宮ヶ瀬湖に出た。
走行結果は、走行時間:3h37m08s, 走行距離:68.5km, 平均時速:18.9km/h, 獲得標高:1195m, 消費カロリー:2080kcal だった。
いつもはおまけに早戸川林道、三増峠を経由して帰るのだが、出るのが遅く陽もだいぶ傾いてきたので、ショートカットして帰った。
やっぱり青空の下で走るのは気持ちがいい!
今日のコースのルート。データベースはMyTourbookというのを使っている。
ブロフィールはこんな感じ。
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