昭和52年(1977年)に「子供の科学」の別冊として誠文堂新光社から出版された本だ。「切りぬく本」という名の通りそれぞれのページが型紙になっていて、それをカッターナイフで切り抜き接着剤でくっつけて組み立てる。
表紙裏や裏表紙にはセメダイン通商株式会社の接着剤やカッターの宣伝が載っている。
組み立てる使う道具の案内が書いてある。切る道具(カッターナイフ、ナイフ、ハサミ、キリ)、いろいろに使う定規、曲げ線を作るスプーン、小さな部品をつまむピンセット、紙をまるめるもの(丸棒、丸鉛筆、筆、フエルトペン)、釘、針、ゼムクリップ、せんたくバサミ、紙バサミなどが案内されている。接着剤は速乾性を使えとしか書いていない。とにかく、使い慣れたものを使えと書いてある。
今時はブラモデルだって接着剤を使わないものがある。使い慣れたものって言っても、まずこういう工作は慣れるほどやっていなどころか、まずめったにしない。
要するに、すごく面倒くさい!
でも、そこがいいところなのかもしれないな。なんと言っても、A4の紙から立体の実物そっくりのスケールモデルができるのだから。素材から物を作るようなものだ。
完成を思い浮かべただけでワクワクする!
ところが、いざ作り始めると、技術的にハードルが高いわけですよ。
切り抜きページの最初にあるロンメル(ヤークト・パンツェル)戦車を組み立てたが、なかなか思うように行かない。一応組立て終わったが、色を塗る前に力尽きた。
で、そのままお蔵入りになったわけだ。戦闘機の本は手も付けられていない。
古本を整理していたら出てきて、しばし整理の手が止まってしまった。
これらの本について書き出したら止まらない気がするな。^^; なので今日はここまでにしておこう。
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