ハッピー・ロード

荒サイ120516

「荒サイ」とは荒川サイクリングロードの略称らしい。しかし、荒川サイクリングロードという決まった道はない。各自治体が決めるサイクリングロードを含め荒川両岸の自転車の走れる道を総じて言うらしく、起点、終点などはないそうだ。私も、サイクリングロード自体や荒川の道でサイクリングすることを含めて、「荒サイ」と言っている。

堤上の道はいざという時に使う防災上の道でもあるらしいが、自転車で走るにはうってつけだ。信号は無いし、なにしろ真っ平らだ。相模の林道ばかり走っていた私にとってはちょっと物足りない気もするが、これはこれでなかなかいい。普通のサイクリングで10km以上信号機も無く一定のペースで走れることはまずないのだから。

信号機で止められないと言う事は、逆に自分で止まろうとしない限り走り続けられると言う事だ。これは自分を試されている気がする。足を着かないでどれだけ行けるかなんてね。

「荒サイ」は花の道だ。春には菜の花、初夏にはポピー、秋にはコスモスが道の両脇に花を咲かせる。これが何キロにもわたって何処までも続いているのは圧巻だ。自転車に乗っていてよかったと思う。

また、「荒サイ」は挨拶の道でもある。すれ違う人が皆挨拶する。早朝に自転車で走ると、散歩する人、ジョギングする人、すれ違う自転車、ほとんどだ。一度、ジョギングしているかわいい女の子から「おはよう!」なんて声をかけられた時は、元気百倍ペダルに力が入ってしまった。(^^ゞ

各地の商店街にはハッピー・ロードなんて名前が付いているところがいくつもあるらしいが、「荒サイ」も確かに「ハッピー・ロード」なのである。

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