サイクリング同好会で定峰峠へ

北本市の住処から定峰峠までの往復ルート

5月連休の初日4/27に会社のサイクリング同好会の仲間と走った。同好会と言っても特に活動しているわけではなく、新入社員が入社してきたときの社内報に載るクラブ・同好会一覧に名を連ねる事と、春に一度梅見サイクリングに行くだけの名ばかりの同好会だ。

朝8時半に埼玉県比企郡吉見町にある「道の駅いちごの里よしみ」に5人のメンバーが集合した。私の北本市の住処からは、高崎線を横切り荒川に向かって進み、沈下橋である高尾橋を渡り少しばかり畑の間の道を走った、20分くらいで行ける場所だ。こんなに近くに道の駅があったなんて知らなかった。埼玉に住んで1年半くらいで、ほとんどどこにも行っていないせいだ。いちごの里とあるように、近くにはいちご農家がたくさんある。

集合場所に来るまでもそうだったけれど、北西からの風が強くこれからが思いやられる。目的地は定峰峠だ。

標高のプロフィールを描いたルートマップにあるように、秩父の山までは多少のアップダウンはあるものの平坦基調だ。向かい風を受けながらずっと田舎道を進んでゆく。風が無ければもっと気持ちいいのにと思いながらペダルを漕ぐ。

いつもは一人で走っているので思うままのペースで走っているが、今日は5人連なって走っているのでそうはいかない。ちょっとペースが早いようだ。疲れるなーと思いながら漕ぎ続ける。

白石峠方面と定峰峠方面への分岐点まで来た。勾配を楽しみたい人は白石へ、そうでない人は定峰らしい。1人だけ白石へ、私を含めた4人は定峰へ向かう。白石峠は何回か来ているので、今日は上った事のない方へ行く。どっちみち両方の峠を越えて戻ってくるルートなので運動エネルギーは同じか。

定峰峠への道は緩い勾配がずっと続いているときいたが、そのとおりだった。ファイナルギアより一つ少ないギアで上れるくらいだった。わたしより速い人はどんどん先に行ってしまうし、遅い人は後ろに消えていく。上りは自分のペースでしか走れない。

速い人はギアを掛けて上るし、普通の人は苦しくなるとファイナルギアになってしまう。私の場合は39Tx25Tだ。これがノーマルだと思っていたが、最近は選択肢がいろいろあって前が34Tなんて人もいた。どうりで同じケイデンスでも私の方が先に進んでいくわけだ。

確かに軽いギアだと楽だろうなと思う。実は、38Tのギアは用意してあるのだが、なかなか替える気にはならない。年々体力は落ちるし、どうだそろそろ楽をしてはという心の声が聞こえるが、少々意地をはっている。もともと軽い自転車に乗るなら体重を落とせばいいじゃないかなんて思ってやってきたので、筋力をつければいいわけだ。どうやら筋力は鍛え続ければ歳をとってもなんとか維持できるらしいし。

前も後ろもいなくなって一人で上り続ける。やっぱり上りは苦しい。苦しいとき自問自答する。『筋力はまだ保つか、心肺は大丈夫か。』『脚は苦しい割りには疲れていない。』『心肺能力はもう少し上げたほうがいいかな。』『それより、腰がちょっと痛いな。』『インナーマッスルをもっと鍛える必要があるな。』とか、とりとめもなく思う。

今回はあまり思う暇もなくこまめにギアチェンジをしつつ上っていたら定峰峠に着いてしまった。そこから白石峠へは緩い上りが続いている。疲れを休めつつ走る。白石峠からはゆっくり上ってくる人たちを尻目に、トラクションをちょっと後ろにかけるようにして快調に下る。途中、ときがわ町の「丘の上のパン工房 ARAI」でおいしいパンを食べながら休憩。後は追い風に乗って北本に到着。

というわけで、新しい38Tのギアは相変わらずお蔵入りのままのポンコツ頑固オヤジの久しぶりの皆とのサイクリングだった。しかし、みんないい自転車乗ってるなぁ。いいもんね、わたしゃ身体でカバーしてやる。(ポンコツなのに^^;)

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